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Vol.1 理事長あいさつ


『豊かな文化の在るべき姿を復興し次世代に繋ぐ。そして、国際社会に貢献する人材を育成する』

2016年12月8日、天釈日(てんしゃび)と一粒(いちりゅう)万倍日の重なる日に、東京クラシッククラブはグランドオープンを迎え、今年で7周年を迎えることができました。これも偏にメンバー皆様のご理解とご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。

このたび、当クラブの経営課題や運営状況をメンバーの皆様と共有するため、会報を発行することと致しました。


当クラブは、『国際基準の洗練されたプライベートクラブ』をコンセプトに、「自由、平等、博愛」の精神の基、国籍を問わず家族や仲間と交流し、互いに学び、人間性を高めていくAtmosphere(アトモスフェア = 豊かな環境)の創造を目指してまいりました。


真の国際人として、あるべき文化を継承するひとりの人間として、次世代を担う人々が語り合い、豊かなオフタイムを過ごす。家族や仲間が集い、国籍や老若男女の別なく、普遍的な価値としてのマナーを重んじ、アニマル・ウエルフェアの概念に基づいて動物を愛し、自然とともに暮らす喜びを知る。さらに、そこから環境問題を学び、持続可能な次世代のあり方をともに考え、ゴルフなどのスポーツを通じて人間力やマネジメント力を学ぶ。そうした、“真のソサエティ”としての東京クラシッククラブこそ、私たちが目指すものです。


いわゆる日本における“名門”と呼ばれる、厳しい規律の中で閉鎖的かつ封建的に運営されてきたクラブとは一線を画したクラブ運営を目指し、「世界基準のプライベートクラブ」のプレースタイルにチャレンジしてまいりました。新規開業ゴルフ場特有の追加投資や未曽有の台風被害、またコロナウイルス感染拡大の影響をうけたものの、ゴルフが数少ない屋外でのアクティビティと活況を呈したことから昨年には30,000人を超える来場者をお迎えすることができました。30,000人の来場者となったことで新たな課題として、予約が取りづらくなったなど皆様にご不便をおかけする事態も顕在化しております。開業から7年間、紆余曲折を経て、漸く最適な巡航速度に落ち着きつつある当クラブですが、メンバーの皆様の多様なプレースタイル(接待、競技、家族やプライベートな需要)になるべく応えられるようご意見をお伺いしながらも、今一度立ち止まり、当クラブのスキームや運営スタイルについて、必要な議論を行い再構築する必要があると考えております。


今後想定しうる外部環境の変化に対応し、当クラブのサステナビリティについて建設的な議論を行うには、メンバーの皆様と今一度当クラブの経営課題や運営状況を共有することが必要と考えております。


これら情報共有のため、当会報の発行とあわせて、現在は形骸化している委員会組織を再始動させたいと考えております。委員会活動を通し、クラブの課題に対し運営会社とメンバーの皆様とが共通認識をもって解決策を議論できる場を創っていきたいと考えております。


当会報が、メンバーの皆様にとって当クラブの経営課題や運営状況を理解する一助となり、課題解決に向けた建設的な議論の礎になることを願います。

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