運営報告と安定した運営収益基盤の確立について
来場者数について、2021年4月期29,265名、2022年4月期30,912名と増加いたしましたが、2023年4月期には29,181名に減少いたしました。今年度においては予算上の想定どおり、年間28,000人ペースのご来場に落ち着いております。今後も28000名を平準化するべく経営努力をしてまいります。
営業経費に関しまして、2023年4月期638百万円、2022年4月期 623百万円に比して15百万円の増加となりました。今期2024年4月期においては721百万円の見込みであり、昨年度よりさらに82百万円増(2022年4月期対比97百万円増)となる見込みです。
「会報 Atmosphere vol.1 『料金値上げ提案と今後の検討』」において、「2024年4月期の販売管理費は、2022年4月期に比し、約110百万円上昇する」とお伝えしておりました。当時の想定より13百万円減少しているのは、コース管理部門等の人材が計画通り確保できていないことと電気代等に国からの補助が出ていることなどが要因です。
足許の円安基調は変わらず、燃料費や資材費の高騰は今後も継続するものと考えております。またサービス水準に直結してまいります、コース管理・運営スタッフの人員不足を補うための募集経費や人件費の上昇を視野に入れる必要があると考えております。このため今期通期の営業経費は、当初予算水準に落ち着く想定を崩しておりません。
来場者数の落ち着きと営業経費の高騰は、当クラブの収益を下押しすることから、コスト高騰の状況次第では利益計画を下回ることもありうると危惧しております。こうした事態に適切に対応し、当クラブのゴーイングコンサーンを確保するためには料金改定を含めた施策を議論する必要がございます。建設的な議論を行うにあたって、メンバーの皆様とクラブ運営について情報共有を図るために、会報を発刊し、形骸化していた委員会を再組織し各委員にご就任いただきました。
去年から料金改定などを含めた施策のご提案をしておりますが、会社として何らかの施策が必要だという認識は現在も持っております。メンバーの皆様におかれましては、経済情勢・当クラブの運営状況を共有いただき、今後行うであろう当クラブの安定した運営収益基盤を確立するための施策について、ご理解、ご協力をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。