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Gourmet Report

レストランマネージャー 伊藤英樹さんに聞く

今回は、東京クラシッククラブのレストランマネージャーを務める伊藤英樹さんにお話を伺いました。


―経歴を教えてください。

以前は、千葉県のグレートアイランド倶楽部のレストラン&ホテル事業部にホテルのフロントとして入社しました。その後、川奈ホテルゴルフコース大島コース、箱根湯の花ゴルフ場、ゴールデンクロスカントリークラブの売店やレストランの受託事業に携わりました。2011年にソムリエ資格を取得し、統括マネージャーとして働いていましたが、2015年に東京クラシッククラブの開業計画を知り、とても興味を持ちました。

4年前に、レストランマネージャーの募集があり入社しましたが、グレートアイランド倶楽部では接待ゴルフの利用が多い一方で、東京クラシッククラブではメンバーの方々がプライベートでカントリークラブライフを楽しんでいることに驚きました。


―ソムリエ資格に加え、ウイスキーの資格も取得されたそうですね。

2024年5月に「ウイスキーエキスパート」、10月に「ウイスキープロフェッショナル」の資格を取得しました。東京クラシッククラブではウイスキーの売上が非常に高いため、より深い知識を身につけたいと思ったのがきっかけです。エキスパートでは選択式の筆記問題、プロフェッショナルでは記述式の問題と4種類のテイスティングテストがあり、1年ほどかけて教本を読み込み、実践的に学びました。

スコッチ、バーボン、ジャパニーズ、アイリッシュ、カナディアンの5大ウイスキーを学ぶため、小瓶を購入してテイスティングを繰り返しました。香りやフレーバー、アルコール度数を当てる試験は非常に難しく、ソムリエ試験以上に複雑だと感じました。特に、ウイスキーは原材料の種類が多く、蒸留や熟成工程も多岐にわたるため、覚えることが多かったです。




興味があるお酒の資格を取ることで、仕事の自信にもつながりますし、お客様への信頼度が高まるので、次は「SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)に挑戦しようと思っています。 12月に「テキーラマエストロ」という資格を取得予定です。実はテキーラは日本人が誤解している罰ゲームのお酒ではなく、アルコール抜けが良く、芳醇でやわらかい甘味を楽しめるお酒です。プレミアムテキーラの魅力を東京クラシックでも伝えていきたいと思っています。


--東京クラシッククラブならではのレストランの特徴はありますか

他のゴルフコースと比べて、お酒を楽しむ方が多いのが特徴です。メンバーとスタッフの距離が近いため、接客では受け身ではなく、お客様の趣味嗜好を細かく覚え、さりげなくご提案するおもてなしを心がけています。


東京クラシック レストランマネージャー伊藤英樹さん



 
おすすめドリンク紹介
 

■ BALD HILLS

シングル ヴィンヤード ピノ・ノワール 2015

14,000円+TAX


ニュージーランド・セントラルオタゴ産のピノ・ノワールで、フランスのブルゴーニュ、アメリカのオレゴンと並ぶ三大産地の一つです。苺やラズベリーのようなフレッシュな果実味に加え、タンニンがまろやかで酸味とのバランスが取れています。スパイシーな香りが余韻に残る、非常に美味しいワインです。ランチタイムには重めのカベルネよりもピノ・ノワールをおすすめすることが多いですね。



Ardbeg

アイラ地方のウイスキー「アードベッグ」は、初めて飲んだときに強烈な衝撃を受けました。特徴的なピート香(スモーキーさ)があり、飲み慣れない方には癖があるかもしれませんが、慣れてくるとその奥深い味わいが楽しめます。こんなウイスキーは一度ぜひ試してもらいたいですね。東京クラシッククラブでも、多くのメンバーにおすすめしています。




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